1960-10-23 第36回国会 参議院 本会議 第5号
○国務大臣(南條徳男君) お答えいたします。 御質問の趣旨は、産業構造が変化するに伴って農村の農民の所得の格差が強くなるであろう、よってこの離職対策、農村における離農の対策と同時に、低開発地━━先ほどお述べになりました南九州あるいは山陰、東北地方、こういう低開発地の離農について特にどういう対策があるかという御質問でございました。
○国務大臣(南條徳男君) お答えいたします。 御質問の趣旨は、産業構造が変化するに伴って農村の農民の所得の格差が強くなるであろう、よってこの離職対策、農村における離農の対策と同時に、低開発地━━先ほどお述べになりました南九州あるいは山陰、東北地方、こういう低開発地の離農について特にどういう対策があるかという御質問でございました。
○国務大臣(南條徳男君) 大竹議員の御質問にお答えいたします。 近年、経済成長に相応いたしまして、他産業の構造変化が著しくなりました。これに対応して、農業生産がまた構造改善をしなければ、その格差が非常にはなはだしくなるということが懸念されました。
○国務大臣(南條徳男君) 北條議員にお答えいたしますが、御質問の要旨は、今日の最も他産業と格差のある農村、多数の農民に対する将来の生活の安定、希望をどう考えるか。それに従って離農移住対策についてはどうかという御質問のようであります。
○国務大臣(南條徳男君) 御質問にお答えいたしますが、農林省といたしましては、小売物価、消費物価の値上がりについてのいろいろな御質問がございましだけれども、ただいま総理大臣から御答弁のように、季節的なものがありましたが、最近においては、魚介類でも蔬菜類でもむしろ暴落いたして、この状態をどうささえるかというような状態になっておる次第でございます。
○国務大臣(南條徳男君) 米の統制の問題についての御質疑でございますが、政府としては、現行の米価の集荷並びに配給の統制はこのまま継続したいという方針でございます。
○国務大臣(南條徳男君) 農業問題につきまして、総理から重要な問題についての御答弁がございましたが、農業基本法の問題について政府はどのような考えであるかという御質疑がございましたので、お答え申しておきたいと思います。
○国務大臣(南條徳男君) 私はただいま申し上げた通りでございますが、それについて詳細事務当局から御説明申し上げたいと思います。
○国務大臣(南條徳男君) その通り、変わりございません。
○国務大臣(南條徳男君) その通りでございます。
○国務大臣(南條徳男君) お答えいたしますが、今日まで御指摘のような補助金の、零細なものについての整理統合、あるいは効率的な運用をしろという御指摘でございまして、この点については農林省といたしましても、十分留意をいたして今日までその措置を取っておる次第でございますが、何といたしましても農林省の行政というものは零細経営が非常に農林水産業等には多いのでありますために、ついどうも小さな補助金が多くなるのでございます
○国務大臣(南條徳男君) ただいま御指摘の点についてお答えいたしますが、零細な今のおっしゃったようなものは個人には渡っておらぬことで、団体へのこれは補助金でございますから、決して党の組織活動のためにするとか云々というような誤解のないようにお願いしたいのであります。
○国務大臣(南條徳男君) 御指摘の点ごもっともでございます。それぞれ十分監査もいたしておるのでございますが、詳細事務的なことでございますから振興局長の方から答弁させます。
○国務大臣(南條徳男君) 私がこのたびの池田内閣に農林大臣を拝命することになりまして、まことに浅学非才でございますが、特に農林行政については全くのしろうとでございまして、従いまして、皆さんの御期待に沿うような仕事ができるかどうかを非常に危惧しておるような次第でございます。
○国務大臣(南條徳男君) もちろん検討いたしております。なおこの際こういうような問題もありますから、今度具体的に大蔵省と折衝する場面に臨みまして、公団からいろいろ資料を出して、いろいろ積み重ねて検討してみたいと思っております。
○国務大臣(南條徳男君) ただいまの事柄についてお答えいたしますが、先ほど私が申し上げました通り、国際収支の総合的調整の上から、この際財政投融資等の問題について多少繰り延べをしなければならぬというような……
○国務大臣(南條徳男君) ただいまの田中委員の御質問に対しては、公共事業費の繰り延べということは、実質的にも形式的にも絶対にさせない、こういうことは私は確信を持って言えます。
○国務大臣(南條徳男君) 御指摘の問題は、こういう土地の価格の評価ということばかりでなく、建設省としては、公団の運営そのものというものの実体を私ども考えていきたいと思います。ということは、公団という――名前は公団でありますが、事実上やはり自主的に民営でやっていくという建前で、政府がやらぬのでありますから、一応民営であります。
○国務大臣(南條徳男君) 当委員会が金岡団地につきましてのいろいろ住宅公団の手落ちにつきまして、しばしば回を重ねて御審議を願いました。
○国務大臣(南條徳男君) 今、次長が申し上げますように、本件が決算委員会で取り上げられましたのは、二、三日前に聞いたわけでございます。当時この衝に当った者も本省におります。多分、局長もおったと思いますが、きょうは局長は審議会の方に参りました。地建の方と主としてやったのは、広島の地建でありましたが、二、三日前でありましたので、それらのものの連絡が、資料が十分ととのわない点もあると思います。
○国務大臣(南條徳男君) ですから、先ほど私が申し上げましたように、きわめて早々の間でありましたために、そういう手配がおくれたと思いますが、まことに恐縮であります。でありますから、これは現地の地建の方が主としてやっておることであります。
○国務大臣(南條徳男君) それはよくわかっております。
○国務大臣(南條徳男君) ただいま議題になりました日本道路公団法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその要旨を御説明申し上げます。 日本道路公団は、御承知の通り、有料道路の建設管理を総合的かつ効率的に行うこと等を目的として、昨年四月設立されたのでありますが、以来同公団は、事業の推進をはかり、道路整備の促進に寄与して参っているのであります。
○国務大臣(南條徳男君) ただいま御決議になりましたことについての所信を申し上げたいと思います。 国の文化財のきわめて貴重なることは、申すまでもないのでありまして、文化財の保存、保護のために、各省間におきましては、できるだけ緊密なる連絡をとりまして、その処置に当ることは当然なことでございます。
○国務大臣(南條徳男君) 今申し上げた通りでありますから、至急その点の処置をいたしまして、なお今御指摘の土地の売買価格の点において、いろいろ疑惑なり、御疑念があるようであります。これは先ほど来このことを聞きましても、公団側においても実際に売手の方の事情はわからぬ面があると思う。
○国務大臣(南條徳男君) その点については、先ほど私からも今後の処理として、だんだん住宅がふえればふえるほど管理がなかなかむずかしい、管理の方法としては、十分これは一つ新しい考え方をもって、そうして入居者に不満を与えないように、感情的に対立しないようにやらなければならないということを公団の方にも指示しておりますが、今の委員長のお話のようなことも十分考慮に入れまして、今後の管理、運営方法、善処方については
○国務大臣(南條徳男君) 先ほど住宅局長からも御答弁いたしましたように、この問題はまだ綿密に調査をいたさなければならぬ点も残っておるようでありますから、これらを十分調査いたしまして、その結果において、処置すべき点については十分この責任者等についての処置を考えたい、信賞必罰を明らかにして、きびしい形で臨んで、将来に禍根を残さないようにしたい、こう考えております。
○国務大臣(南條徳男君) 今のお説でありますが、いろいろ建設省の住宅政策によりまして、ただいまのような隘路を打開することはできますが、この法律を作ることによった一つのねらいは、今までの国有財産の特別措置法によります以外に、もっと地方団体には安く減額して土地を払い下げるということのためには、この二種の住宅を作るということを主眼とすれば、先ほど大蔵省側から答弁のように、もっと安くこれが地方団体の手に入るということに
○国務大臣(南條徳男君) ですから、全世帯が二千七百三十四、人口が二万五千二百六十と、こういう所です。
○国務大臣(南條徳男君) 一般国道につきましては原則通りであります。ただし道路公団が実施しておりまする有料道路につきましては、ある年数がたちますれば無料公開するという法律のきめの通りであります。
○国務大臣(南條徳男君) 大体今のところでは、計算上、将来二十年後には一般国道としてこれを開放する予定であります。
○国務大臣(南條徳男君) お答えいたします。建設省が樹立いたしております。
○国務大臣(南條徳男君) ただいま議題となりました建築基準法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその要旨を御説明申し上げます。
○国務大臣(南條徳男君) ごもっともな御意見でございますが、まだこの法律は施行後この三十年、三十一年、二年でございます。そこで幸い昨年は災害が少なかったようなことでございますので、この点は国の財政の内容等も勘案いたしまして、お説の点はごもっともなことでございますから、十分考慮してみたいと思います。
○国務大臣(南條徳男君) これは、先ほど申しましたような事情で、経済企画庁の方に所管がえしてあるわけでございまして、従って、東北興業株式会社法等の質疑応答は、総合開発特別委員会の方でいたされておるわけであります。
○国務大臣(南條徳男君) 説明員から答えさせます。
○国務大臣(南條徳男君) 長い間、まことに懇切丁寧なる御審議をいただきまして、本法案が満場一致可決いたされたことを心からお礼を申し上げます。 この付帯決議にもあります通り、当委員会審議の過程におきましても、しばしば問題になった重要な点でありますから、政府におきましても、十分この意を体しまして、その措置につきましては、万遺漏なきを期したいと存ずる次第であります。まことにありがとうございました。
○国務大臣(南條徳男君) 全くさような趣旨でありまして、先ほど申したような事情から、今までは河川法の建前からいえば、建設省の権限において決定といっては語弊がありますが、最終的には協議をしなくてもできるわけでありましたけれども、この場合において特に河川法の一部改正をしてまでも協議をするということをいたしまして、その誠意の一端を披瀝したような次第であります。
○国務大臣(南條徳男君) それは政府委員から……。
○国務大臣(南條徳男君) ごもっともなことでありまして、先ほども申しました通り、直接の管理者は府県知事でありますので、そういう問題があった場合には、第一段階として府県知事がその調停の労をとりまして、それでもどうしても調停が整わないような場合におきましては、建設大臣がこれに関与して円満な妥結をするような方向には指示いたして、実際の例といたしましてはそういう場合もしばしばあるのでございます。
○国務大臣(南條徳男君) ただいまの問題につきましては、まことに重大なことでありますが、同時に、またこの際はっきりと、これを政府の責任においてするのだというような御答弁を差し上げるまだ段階でないと思います。
○国務大臣(南條徳男君) それはこういうことでしょう。今の、国が責任を負うということは、直接ダムによる損害を来たした場合には負うのだ、しかし発電会社が施設をして、そのことによって生じた損害については、発電会社が負担するのだという建前です。
○国務大臣(南條徳男君) 政府として、一般に公団に対する行政管理の面を強化するという方針については、お説の通りでありまして、建設省の所管でありますこの住宅公団、あるいは道路公団もございますが、これらに対しても、十分この点は監督を厳重にいたしまして、この政府の方針に従うようにしなければならぬと考えているのであります。
○国務大臣(南條徳男君) 全く、今回のこの不祥事件でございますが、他山の石といたしまして、将来、かようなことの起らないように措置をとるべきが最も重大だと思う。
○国務大臣(南條徳男君) その点につきましては、今までの方法としては、一応公団の総裁に一切おまかせして、信頼をして、公団自体において竣工検査その他の調査をすることに相なっておりますので、本省には、公団のなお監理官という者がおりまして、いろいろ会計監査その他の監理をすることになっておりまするけれども、一応この技術の方の竣工検査等のことにつきましては、公団の側においてこれを監督して、その責任を負うというような